出典: https://sakidori.co/article/1092882
小説は文章だけを使って私たちを小説のなかの世界に引き込んだり、キャラクターの感情を鮮明に思い浮かばせたりさせてくれます。
そんな物語を書く小説家はまるで魔法使いのようですよね。
ただ、小説家になれるのはほんの一握りの0,1%の人だけです。
持っていると就職に有利になる資格などもないので、より一層小説家になることは困難な道と言えるでしょう。
今回は、小説家に必要な能力を4つ紹介します。
本気で小説家を目指している人や小説家に興味がある人はぜひ最後まで読んでください。
小説家に求められる能力って?
出典:https://kuriyaso.net/work/writer/novelist/
小説家に求められる能力は4つあります。
- 文章力
- 表現力
- 想像力
- 構成力
この4つの能力が備わっていないとまずお話になりません。
「文章力があるって何?」「どうしたら伸ばせるの?」
それぞれの能力や伸ばし方を詳しく説明していきます。
文章力って?
出典:https://toyokeizai.net/articles/-/447721
的確な言葉や表現、言い回しを使い、伝えたい意図やメッセージを正しく伝える能力のことです。
ずっと文章を書いていると文書を書く基本的なルールが崩れがちです。
「て・に・を・が・は」が正しく使われていなかったり、句読点が少なくなったりすると読者に伝えたい情景や心情が伝わりません。
短編小説でも4,000〜32,000文字数の文章を書きます。
普段こんな文字数の文章書きませんよね。
小説を書き始めたばかりの人は、まず2万文字の文章を書いても文章の基本的なルールが崩れないようにしていきましょう。
文章力を伸ばすには
出典:https://sensee.jp/media/teaching/tips-for-writing-class-1-what-to-do-for-beginners/
文章力を伸ばすには、自分の作品を他の人に添削してもらうのが1番です。
自分の小説を、家族や友達に読んでもらいましょう。
自分以外の誰かに読んでもらうことで、自分の伝えたい情景や心情がちゃんと伝わっているか、伝わりづらかった部分がないかを知ることができます。
また、プロの小説家に添削してもらって自分の課題を知る方法もあります。
私もプロの小説家に添削してもらえるサービスがあることを知りませんでした。
みなさんは知っていましたか?
プロの小説家に添削してもらえるサービス
出典:https://www.ac-illust.com/main/search_result.php?word=校正
ここでは3つ紹介します。
若槻ひかる先生の添削サービス http://wakathukihikaru.com/servise.html | |||||||||
公募ガイド社の公募スクール https://school.koubo.co.jp/ | |||||||||
薄いゆうじ先生の添削サービス https://www.syousetujuku.com/ |
優しいコメントをくれる人もいれば、厳しいコメントをくれる人もいます。
初めて添削してもらう人は初めは優しいコメントをくれる小説家のサービスを、さらに上を目指している人は厳しい小説家のサービスを選んでみたり工夫してみるといいですね。
ただ、原稿用紙換算で1万枚で1万円するのでかなりお高めなので、自信作が書けたら添削サービスを受けるようにするといいでしょう。
表現力とは?
出典:https://www.marimarimarch.com/works/kokugojiten/
自分の感情や思考を、他者にわかりやすく伝える力のことです。
表現力が高いと、作者の想像する世界に読者を引き込むことができます。
たとえば、
『目を輝かせて喜んでいる顔』と『涙を浮かべながら喜んでいる顔』
浮かぶ情景は違ってきますよね。
目を輝かせて喜んでいる顔はクリスマスにプレゼントをもらった子どもかもしれないですし、涙を浮かべながら喜んでいる顔はプロポーズされた女性かもしれないですよね。
表現力が豊かだと、詳しい情景や心情を読者に伝えることができます。
表現力を伸ばす方法は?
出典:http://www.otegarushuppan.com/base/layout/mokuji/
表現力が高い小説家の小説を読んで勉強しましょう。
- 三島由紀夫
- 泉鏡花
- 山田風太郎
- 村上春樹
などの小説家の小説を読むといいでしょう。
1つのジャンルに絞らずに、さまざまなジャンルの小説をたくさん読みましょう。
表現力は読書量に比例しますので読めば読むほど表現力が身につきます。
また、詩や和歌、歌詞は短い文章のなかで伝えたいことを表現しているので参考になる言葉使いや言い回しを学べます。
想像力って?
出典:https://gigazine.net/news/20200223-top-fantasy-reads/
まだ現実には起こっていない物事や、未来に起こると考えられる出来事を、頭の中に思い描く能力です。
ファンタジーの世界観や違う時代の話をリアルに書くには想像力が重要になってきます。
0から想像して書くことは極めて難しいです。
想像力は自分の経験や知識が多ければ多いほど高まります。
たとえば、雲の上に国がある世界のお話を書くとしたらどんな国にしますか?
私はローマ宮殿のようなお城が大きくそびえたつ雲でできた建物が並ぶ国を想像しました。
みなさんはどうでしょう、どんな国を想像しましたか?
知識が少ないとワンパターンの情景しか想像できなかったり、毎回同じような小説を書きがちになったりするかもしれないですね。
想像力を伸ばす方法は?
表現力を伸ばす方法は、いろいろな知識や経験を増やすことです。
知識や経験を増やすには、以下のような方法があります。
- みたことないジャンルの映画を見る
- 舞台を見る
- 音楽を聴く
- 美術館に行く
- 旅行に行く
- 本を読む
どれにも当てはまることですが、ジャンルに縛られずにさまざまなジャンルのものに触れるといいでしょう。
自分のなかの世界を広げることで、想像力が高まりますし小説のネタにも詰まることがないと思います。
構成力って?
出典:https://chiikugangu.jp/blog/toy/building-blocks-recommended
文章全体の道筋や順番の立て方を指します。
小説のテーマを矛盾や過不足なく伝えるために必要な能力になります。
あらすじがごちゃごちゃになっていたら話の流れが掴めませんし、小説として成り立っていません。
しかし、話の流れを伝えるためにダラダラと長い文章だと読む気が失せてしまいます。
どの章でどんな展開を繰り広げていくのか、起承転結はどうするのかなどあらすじやストーリーを事前にきちんと買い出しておくといいでしょう。
構成力を養うには?
小説を数百字に分けて要約して書くといいでしょう。
要約して文を書くことで、ダラダラと長い文章や無駄な表現をなくして、相手に伝わる文を書くことができるようになります。
最初はなかなか進まないかもしれませんが、書いていくうちに慣れていくのでたくさん書いて慣れていきましょう。
まとめ
出典:https://thebest-1.com/a7220/
小説家に必要なスキルは以下の4つです。
- 文章力
- 表現力
- 想像力
- 構成力
4つの能力を養っていくために共通していることがあります。
『さまざまなジャンルの小説を読むこと』
『家族や友人、またはプロの小説家に添削してもらうこと』
この2つをすることで、文章力・表現力・想像力・構成力を養うことができます。
小説家になるまでの道のりは遠く、挫折しそうになることも多いでしょう。
毎日少しずつ力を伸ばしていき、素敵な小説家になりましょう!
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